navylight’s blog

当世のアイドルと前世のニューウェーブ

世界には愛しかない、強い!

欅坂46 欅宣言 2016 July 7月 小林由依 【ランダム生写真2枚封入】

一曲の曲についてここまで考えさせられるのかと思うほど、この曲はフックの嵐だ。

今回はここの歌詞について。

 

「最後に逆らったのはいつだろう

諦めること強要されたあの日だったか

 

アスファルトの上で雨が口ごたえしてる
傘がなくたって走りたい日もある」

 

この部分の強さは計り知れない。

心のままに生きる大切さを教えてくれる。
「世界には愛しかない」っていうのは、反語的表現でもなんでもない。
そんなわけないだろうという事を言い抜く強さ、若さから来る強さなのである。
どんなに批難されても自分が信じるものへの想いを強く持つということを、この曲は歌っているのだ。

先日公開されたMVでも一番印象的だったのは傘で踊るシーンだったが、
これほどまでに明るさと希望に溢れた雨の歌はない。

 

 

世界には愛しかない(TYPE-A)(DVD付)

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世界には愛しかない(TYPE-B)(DVD付)

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世界には愛しかない(TYPE-C)(DVD付)

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原始、今田は太陽であった!

ナウ ロマンティック

小学校低学年のとき、自分がお笑いで誰が好きだったかと考えたとき、それはダウンタウンでもとんねるずでもウッチャンナンチャンでもなく、今田耕司であった。
90年代後半の今田耕司の勢いは凄かった。
90年代の終わり、とにかく喋りが面白くて新しい感じのする人は今田耕司だった。
彼がゴールデンで活躍していたのはいわゆるお笑い番組という感じではなく、歌番組だとかクイズだとか、そんな毛色の強いものも多かったから、記録として今残っているものは少ない。
いわゆるお笑いマニアの人達に注目されるような番組ではなかったからだろうか。
勿論今の今田耕司も並みの芸人とは格が違う面白さを誇っている。
しかしながら、お笑い向上委員会などでさんまのサブ的ポジションをしている今田耕司より、メインMCとしてバリバリやっていた細身でスタイリッシュなシティ派関西人の様相を呈していたあの頃の今田耕司が僕は好きだった。
うたえもんやその当時関東でも見ることができた吉本新喜劇で、毎日のように今田耕司が見れたあの頃に想いを馳せる。
レッツ・ゲット・ナウロマンティック。

 

 

 

アメリカ大好き!

アメリカ大好き!

 
ナウ ロマンティック

ナウ ロマンティック

 

 

 

「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」の初回を見た

大人の説教 (文春文庫)

新しく始まったドラマ、HOPEの一話を見た。

原作は韓流ドラマのこの作品。
囲碁でプロを目指していたが夢叶わず、高卒でフラフラしていた主人公が、コネを使って入った一流企業の試用(インターン)から登りつめるまでを描くらしい。
なんでも働くすべての人への共感度100%だとか…。

が、こんな特殊な状況にどう共感しようというのだろうか。
というか、同じく最近始まった「家売るオンナ」もそうだったが、基本的にドラマの体を借りたオッさんのクドい時代錯誤な説教にしか思えないのである。

今、テレビドラマはオッさんの熱血みたいなものに支配されつつある。
「重版出来」だってそうだった、弱々しかったり、未熟な若者が元気な中高年に正されていくその様は、若年層を捨てにかかっている今のテレビが作るドラマとしては至極当然の内容であろう。

若者を主役と見せておいて、主人公は実は中高年。毎回カタチを変えるだけで内容にそれほどの差は感じられない。


「昔のように熱心にやれば仕事はうまくいく!
今の若いヤツは熱意が足りない!」

といった論調。

例外として「ゆとりですが何か?」が素晴らしかった点は、そこにメタ的な視点が有ったり、中高年だって落ち度があるように公平に描かれていたからだ。

 

しかし、テレビドラマという夢の世界ですら、
オッさんの説教に支配されるなんて、それこそ最悪だと僕は思う。

HOPE、希望無し。

 

 

森絵梨佳のラブラブエイリアン!

 

ラブラブエイリアン 1

 

この夏、フジテレビ系にて始まった「ラブラブエイリアン」という新ドラマ。

30分二本立てというちびまる子ちゃん的構成の、おそらく女子向けあるあるドラマである。
原作は岡村星の漫画。
 
これに出ている森絵梨佳が良い、色っぽい。
森絵梨佳と言っても誰だか分からない方も多いと思うので、解説すると、「仮面ライダー響鬼」の持田ひとみことモッチーである。
 
さて、これですぐピンと来た方は是非「ラブラブエイリアン」を見て頂きたい。
そこには大人になって色っぽさを増した持田がいるのである。
そもそも「仮面ライダー響鬼」の頃から、高校生らしからぬ色気を放っていた森絵梨佳
一時は芸能活動を辞めていて、27歳とのことだが、二十代前半の新木優子久松郁実と並んでも違和感ゼロである。
これで現在は人妻だと言うのだからたまらない。近年はモデルとしての活躍が多いようだ。
 
正直ガールズトーク中心の内容が特別に面白いわけでは無いのだけれど、オープニングを出演者が唄っていたり、二本立てでサクサク見れたり、番組の"作り"に見所がある「ラブラブエイリアン」。
オトナになった森絵梨佳が見たい方には是非オススメしたい。
 
 
ラブラブエイリアン公式サイト
 
 
 
 

徳山大五郎のオープニングは「世界には愛しかない」の最高のMV

配信限定動画?:「メンバーが語る作品の見どころ!」


とにかく欅坂46の「世界には愛しかない」が最高過ぎる、しつこく三記事目。

Amazonプライムビデオで、「世界には愛しかない」が主題歌として使われている新ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」の第一回が配信開始された。
本編の方は本当に最高で、自分的に、この夏一番楽しみなドラマとなった(テレビでの放送は7月16日から)。

そして「世界には愛しかない」が流れるオープニング映像がとにかく素晴らしかった!
「世界には愛しかない」の正規のMVはまた別に発表されるのであろうが、このオープニング映像もMVとして100点の出来だ。

風船ガムとレントゲン、柘榴、頭が紙袋の女子高生、様々なモチーフと欅坂のメンバーがシンクロして次々に画面上に現れる。

ARCTIC MONKEYSの「Brianstorm」のような洋楽のMV的質感すらある。


こんなにも高い水準の素晴らしい映像が、深夜の地上波のテレビで流れるのが楽しみでならない。

オープニング映像は第一話の5分18秒の位置から始まるので、本編を見るのはダルいという方も是非見てほしい。
絶対に本編を見ずにはいられなくなると思うのだけれど…。

新ドラマ「時をかける少女」の初回を見て〜チグハグなイマ

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)


そもそもなんでまたリメイクしようと思ったのだろうか。原田知世の映画版が最も有名な「時をかける少女」の新作ドラマが日本テレビで始まったので見てみた。

これまでに「時かけ」の映像化は、

映画版
1983 原田知世主演
1997 中本奈奈主演
2010 仲里依紗主演

ドラマ版
1972 島田淳子主演
1985 南野陽子主演
1994 内田有紀主演
2002 安倍なつみ主演

アニメ版
2006 仲里依紗主演

という感じで、
最早忠臣蔵の域に達し始めている。
そういったなかで、今回はドラマ版ということでは実に14年ぶりとなる。
しかも主演は黒島結菜だ、「ごめんね青春」で話題を呼んでからここ2年近く地味ながらも着実にキャリアを重ねてきている期待の若手女優。かくゆう自分もこの黒島結菜目当てでこの「時かけ」を見た。

一話を見終えて。

元々がジュヴナイルなので、中高生くらいの視聴者が楽しめるように作られているのだろうが、正直退屈だった。
まず、これみよがしに出てくる最近の若者に寄せているであろうアイコンがことごとくズレているのを感じた。
ネットアイドルだとかその辺りの描写に、古い作品を現代向けにするために無理矢理ブチ込みました感が否めない。冒頭の毛の処理云々といった台詞も、話題性を狙っているのだろうが、正直「そんな台詞を言わせてしまうのか!」というより、あまり面白い台詞でもないので、言わされている黒島結菜が可哀想だと感じた。冒険している台詞だけに。ましてや黒島結菜って一応眉毛がチャームポイントの女優ではあるワケだし。
あの冒頭の台詞もまた、話題作りのために無理矢理入れ込んだように思えた。脚本家は「セーラーゾンビ」なども手掛けられている渡部亮平で、もっと面白い脚本が書ける人だと思うのだが、なんだか28歳の若い脚本家にしてはジジ臭い脚本だった。偉い大人にあーだこーだ言われてがんじがらめになって作った脚本なのかもしれない。
さらに気になったのは、イケパラ的な主人公勢、あんな長身のハンサムな奴に告白されて断る黒島結菜は一体なんなんだろうか。尾美としのり辺りがあの役をやっていた昔の映画版などは何の違和感もなかったのだけれど、今回の相手役の竹内涼真はイケメンとしての性格が強すぎて、幼馴染からの求愛を断る甘酸っぱい情景というよりかは、長身イケメンの告白を余裕で蹴ってハベらす、女王様というようにも見えてしまった。
イケメンを二人も従えている黒島結菜のクラスでの好感度はどうなっているんだ!?

僕はこういう昔の作品を安易に現代風に落とし込もうとするリメイク作品を見るにつけ、だったらその元になる作品のモチーフだけ借用して、あとは自由に好きな事をやった方が絶対にドラマは面白くなると思う。
Amazonで先行配信が始まったばかりの「徳山大五郎を誰が殺したか?」などはヒッチコックの「ハリーの災難」の現代風解釈で、とても素晴らしいのだが、例えばこれを「ハリーの災難」のリメイクとしてやっていたらここまで面白い作品になっただろうか?
もっといえば、2006年のアニメ版「時かけ」の「現代の時かけ」という位置が未だ揺るがされていない今、また改めてリメイクをやるというのは、まだ少し時期尚早だったのではないかと感じる。
だから、今回の時かけに唯一正解があるとすれば、下手に近代に寄せることなく、原作発売当時の60年代後半くらいの世界観を忠実に再現したレトロフューチャーなドラマにするのが正しかったのではないかと思う(ちょうど裏番組ではBSで、ウルトラマン大感謝祭というまさに60年代そのものの番組をやっていた)。

折角黒島結菜が主演を張って、若くて良い脚本家がメインライターを担当しているのなら、「時をかける少女」なんて古典じゃなく、全く新しい作品を見たかったという欲もある。
全五話で終わるらしいが、見続けるかどうか決めあぐねる初回であった。

AKB若手曲推進「君を君を君を…」

フレッシュヤンヤン 2016 SPRING AKB48次世代エースTOP3登場:小嶋真子・岡田奈々・向井地美音 (アニカンRシリーズ)


これから最近のAKBの若手曲について何曲か書いていきたい。

若手曲というのはいわゆる最近のAKBシングルのリードトラックとは全く質感が異なり、歌唱するメンバーも大幅に違う。
本来はこちらのような曲をリードトラックにして新しいAKBを見せるのが良いのだろうけど、市場の原理がそれを阻んでいるのだと思う。
ということで最近のAKBのテレビでのパフォーマンスなどを見て、なにか違うと思われている方向けにここ1年に出たシングルのカップリングやアルバムの曲から、これぞという若手曲を集め、幾つか紹介させて頂きたい。

今回ご紹介するのは「唇にBE MY BABY」のカップリング曲の

AKB次世代選抜「君を君を君を」だ。

この曲はとにかくPVが圧倒的に良い。


若手AKBショーケースといったような面持ちでコマ撮りが続く映像はまさにピンナップである。
最近のAKBにしては割と珍しいが、他のアイドルでは上等手段とも言える打ち込みを多用した曲である。リードシンセが派手に鳴った派手な作りは、懐かしさすら感じられる。
作曲は井上ヨシマサで、もはや手癖でこれくらいの曲はできてしまうのであろう。
作詞も正直大して面白いものではない。ここ数年秋元康はAKBの若手の歌詞に相当難儀していると思えるのだが、この曲もそんな秋元康が苦肉の策で書いた感じを受ける、誰が歌ってもいいような大して意味の無い歌詞である。
そんなわけでよくよく考えると、一昔前のAKBのような曲をいつもの作家陣が手癖で作っているだけなのだが、若手メンバーが歌っているととても新鮮に聴こえるから不思議だ。


前田敦子の声も高橋みなみの声も、小嶋陽菜の声も大島優子の声も全くしないというだけで、曲の作りに何一つ新しい所が無くても新鮮に聴こえてしまう。さらに、何回か聴いていると、若手の中にも黄金期のメンバーのようにイロを持った声質がいる事に気づいてもらえると思う。

ある意味この曲は4、5年前のAKBの曲のフォーマットが現在でもなお通用する事を証明している。それもそのはずで、未だに巷のアイドルの中にはこのフォーマットの再利用で新曲を出しているグループがいくつもある。
そして、この曲の存在によって、今でも秋元康はこういう曲を作ろうと思えば作れるのに、普段のシングルでは敢えて挑戦しているのだという事がよくわかる。その挑戦が上手く行っているのかどうかは別として。

元々のAKBだって最初はこういったベタなアイドル曲を経てきたからこそ、365日の紙飛行機だとか、フォーチュンクッキーに到達したわけで、いきなり若いメンバーをそういう曲に組み込んでもハマらないのだ。

若いメンバーが本領を発揮するのはやはりこういうアイドルらしい曲である。

井上ヨシマサのこういったベタな進行の曲というのはやはり一定の水準を保っている、いわゆる「高速戦隊ターボレンジャー」の主題歌と全く同じタッチの路線。
難を言えばやはり歌詞だろうか、物語の結末が「一緒に帰ろう」というのは少しばかりバカにし過ぎではないだろうか。
折角若手メンバーが集まって歌うのだから、普段のシングルのような堅苦しい意味も無くて正解なのかもしれないが。

しかし、そんな文句も霞むくらいこの曲は良い。それは若手メンバーのポテンシャルの現れと言ってもよいだろう。

君を君を君を・・・

君を君を君を・・・



君を君を君を…

君を君を君を…