シンゴジラ、石原さとみ。
これでもかってくらい話題のシンゴジラですが、とても素晴らしい映画でした。
数年前の海外版とかなんだったのか、百点満点です!
石原さとみさんの演技以外は…。
今回は石原さとみの演技にのみ絞って考えたい。
まだ見てない人に簡単に説明しておくと、
シンゴジラの中で石原さとみは海外帰りのエリート役をやっているのだけれど、
海外帰りということで随所に
「ガズィーラ」だとか、
あの、坂本龍一がツイッターを「トゥイッター」というのでお馴染みな感じの、
和田アキ子がカメラを「キャメラ」というのでお馴染みな感じの、
外来語を本国のイントネーションで発音する。
という面白いヤツをやっている。
(和田アキ子は海外帰りではなかった)
これがまあ、「発音がなっていない!」だとか「いや、あれは面白くするためにワザとやっているんだ」とかチョコチョコとネット上でも言われている。
さて、本題に入りたいが、僕が言いたいのはそういう事ではない。
果たしてコレ、面白いんでしょうか。
"スベリ芸"みたいなものなのだろうが、スベリ芸というのは愛されるキャラクターだとか、"間"のようなその人の力量だとか、様々な事が要求される高度なテクニックだと思う。
これは決して石原さとみに限ったことではないが。
自分はそういった意味で役者の人が作品の中でやっているスベリ前提の敢えてやってます的な笑いは、あまり面白いと思えないのだ。
面白い事があったとしても、それは堤幸彦だとか福田雄一とか、そういう作品を面白く仕上げることの得意な演出家が、上手く仕上げたときだけであって、そういう演出家でも失敗例はいくらでもある。
で、さらにこの石原さとみの敢えてイタイ役みたいなのはシンゴジラで始まったワケでもなく、
今回のシンゴジラも手がけた樋口監督の「実写版 進撃の巨人」のハンジ役でも同じような敢えてイタイ役をやっていた。
あれを受けての今回のシンゴジラでの起用なのかもしれないが、そもそも進撃の巨人でも自分はあの石原さとみのハンジが寒くてしょうがなかった。
まあコレは価値観の問題なのかもしれませんが。
他にも面白いポイントはいくつもあるシンゴジラなのに、何故にこんな"笑いの保険"みたいな役を作る必要があったのだろうかと、あまりの名作が故にひっかかってしまう。
…という感じで保険をかけて終わる。
マッハスピード豪速球の激選名作コント!
昨晩ついに!
TBS「マツコ&有吉の怒り新党 番外編」にて、大林素子大先生の選ぶお笑い代表のひと組として、かねてから応援しているマッハスピード豪速球というお笑いコンビが出演し、おそらく初?のフル尺のネタを披露されていました。番組では「居酒屋」のコントを披露されていましたが、あの番組を見てマッハスピード豪速球が気になった方に是非見てほしいネタをまとめさせて頂きます。
※マッハスピード豪速球は坂巻裕哉(色黒の方)とガン太(色黒じゃない方)によるオフィス北野所属のコンビ
独断と偏見による名作コント三本!
「マナー(旧名:電車)」
僕はこのコントを見て一発で、全く何も知らなかったマッハスピード豪速球のトリコになりました。言いたくても言えない本音を笑いに変える、壮大な屁理屈、爆発する感情…マッハスピード豪速球のコントの最も素晴らしいエッセンスが全て含まれていると思います!
動画であるものは少し前のものなので、最近マイナビラフターナイトというTBSラジオのネタ番組で披露されて週間チャンピオンになった時の音声の方が、よりネタがビルドアップされて面白くなっているので、動画で雰囲気をつかんでから、音声のみの方を聞いてもらうとより面白いかもしれません。お時間のない方は、音声のみの方を是非聞いてほしいです!
「自販機」
これは仙台のお笑いコンテストで3位に輝いた時の映像なのですが、前述のマナーと同じく老人と若者ものコントです。なんというかこういう社会的弱者同士の必死のせめぎ合いっていうのが滅茶苦茶面白いです!坂巻さんの演じる老人にハズレなし。
何にもされてないのにガン太さんが勝手にどんどんひどい目にあっていきますが、こういう事普段の人生でもありますよね?
ないか。
このネタを披露した仙台のお笑いコンテストでのマッハスピード豪速球の顛末をまとめた動画が、以前ご自分達でやられていたyoutubeの裏マッハチャンネルというので見れるので、よければこちらも是非チェックしてみてください。
「女の嫉妬」
あまり最近良く見るネタではないのですが、ガン太さんの演じる女役が是非見て欲しくて選びました!
ガン太さんの女役のどこが好きかって、
すっげえブスなんです!
とにかくブス、ブスな人に悪意しかないブス。
いや、本当にヒドいと思います。
でもしょうがないんです、面白いんだから。
というわけで駆け足で三本紹介させて頂きましたが、前述した通り、マッハスピード豪速球は以前youtubeで自分のチャンネルを運営していたことから、ネタの動画もyoutubeに豊富にアーカイブされてます!
マッハのネタの数は滅茶苦茶多いし、今回の三本とまた違ったタイプのネタも沢山ありますので、是非ご自分でyoutubeを検索してみて頂きたいです。ゲーセンとか、失礼な後輩とか、鉄板ネタはいくらでもあります!最近の単独「マッハ3」でやってた自転車撤去のコントとか熟年離婚とかも最高に面白かったです!!
ライブでマッハスピード豪速球を見よう
それでですね、やっぱりマッハスピード豪速球は生で見るのが一番面白い!
ライブにも滅茶苦茶出ていて、毎週下北でやってる下北GRIPというライブなんかだと、無料で見れてしまいます。マッハスピード豪速球は日曜日のレギュラーです。
http://shimokita-grip.com
マッハスピード豪速球の所属するオフィス北野のライブなんかに行けば、マッハの他にも馬鹿よ貴方はとかランジャタイとか、同じ事務所の面白い芸人さんも沢山出ています。「オフィス北野=たけし軍団」と思ってる方は今のオフィス北野のライブを見に行ったら一発で認識を改めると思います!
多分マッハスピード豪速球を生で見れる機会は、人気が出れば出るほどどんどん珍しくなっていくと思うので、見るなら今が一番お得、滑り込みセーフです!
http://s.ameblo.jp/mspg/message-board.html
こちらでライブ情報をチェックして、ライブに行っちまいましょう。
マッハスピード豪速球お二人のツイッターのアカウントにリプを飛ばしたり、坂巻さんのヤフーメールのアドレスにメールを送るだけで予約できるライブがほとんどなので、チケット発券手数料とかも取られないです!(どこまで低所得者に優しいコンビなんだ…。)
地方の人にもライブDVDがある!
そして、なかなか都内のライブに足を運ぶのは難しいという地方の方!
そんな方にオススメしたいのがコレ!
マッハスピード豪速球が自主制作しているこれまでの単独ライブのDVDです!
http://s.ameblo.jp/mspg/message-board.html
ライブ情報と同じくこちらのページの下部に詳細が載っているのですが、そちらに記載されている坂巻さんのヤフーメールのアドレスにDVDが買いたい旨を書いて、指定口座に代金を振り込めば(多分詐欺じゃないと思います)、たった千円(送料込)で死ぬほどマッハスピード豪速球のコントが自宅で見れます!
東京でライブ一本見ようと思うと、ひとネタ見れてだいたい千円くらいなので、ある意味かなりお得です!
youtubeで見れるネタ以外にも沢山ネタが有りますし、同じネタでも都度変わっていくので、このDVD、非常に買いだと思います!
送料込なんで、遠方に住んでる人も安心ですよね。こんなものマッハスピード豪速球が人気者になったらレア物になること必至なので、早めに手に入れておかれることをオススメします。
さあ、駆け足でマッハスピード豪速球のオススメコントを紹介してきましたが、マッハスピード豪速球は最強のコントの面白さを誇るだけでなく、他にも色々と面白いことをやっています。「千円もらえるライブ」とか「坂巻キャノンボール」とか検索してみてください!
このブログを読んでマッハスピード豪速球のライブに足を運んだ人に会場で会えたり、お客さんが増えすぎてライブに行けなくなって、こんなブログ書くんじゃなかったと後悔する日を楽しみにしています。
家売るオンナはひと味違う
北川景子主演の「家売るオンナ」、現時点で二話まで放送が済んでいるのだけれど、
なかなか面白くなってきた。
初回だけみた感想だと、昔気質の仕事のやり方を押し通す三軒家(北川景子)が周りの意識の低い社員たちを立て直していく物語なのかと思ったのだけれど、そんな単純な話でも無さそうだ。
仕事を扱うコメディとしては最近だと「重版出版!」が成功作かと思うが、あれほど説教臭くはない。
多分それは、北川景子の存在感に全く現実感がないからである。
これは褒めている。
素性のよく分からない異界から来たエキスパートというと、日テレのドラマにはよくある設定かと思うが、今作もその路線上にある作品。
そんなわけで北川景子のキャラ自体に全く現実感がないのだが、そのおかげで大体の事が大目に見れてしまうのである。
これはもう作戦勝ちである。
押し付けがましく無理にリアリティを出そうとしていない分、かなり漫画的に見ることができる。しかしながら不動産売買において三軒家が使うテクニックには妙に納得感が有るのだから不思議だ。
本業の人からすればそんな上手くいかないよと思われるのだろうが。
まあでも、このドラマに対してそういう事をいうのは、キャプテン翼の立花兄弟に、ゴールポストに乗れるわけないだろう!とか、まず反則だ!というようなヤボの気もする。
例えば「とと姉ちゃん」みたいな作品だと、過去の歴史を扱った作品であるし、リアリティを重視しないと駄目だと思うのだけれど、「家売るオンナ」はその限りではない。正直僕は「重版出来!」の出版人小ネタみたいなものでウケを取ろうとする態度があまり好きではなかった。
閑話休題。
北川景子の"こんな奴いないだろ感"というのは特筆すべきで、このドラマでの浮世離れした雰囲気を見ていて、彼女が私生活でDAIGOと結婚した所にも非常に納得がいった。
あと、気になる点といえばイモトアヤコの演じる白州美加のなんだか腹が立つ感じも、名演かと思う。
初回を見た時は、メイクも無く髪型も違い、体格も印象と違ったので、イモトとは気づかなかった。彼女のなんだかムカついてしまう演技も非常に素晴らしいと思う(褒めている)。
そして二話のエピソードで出てきた引きこもりのエピソードの「引きこもりが社会復帰を果たして頑張って外で働く!」というよくある展開ではなく、「引きこもりが引きこもりのまま自活していく方策を見出す」という結末に持っていく感じも、今っぽいというか、戯画的ではあるけれど、新しい感じがしてとてもよかった。
今から見てみようかなと思われる方は、次回放送の7月27日まではTverでちょうどその二話が見れるので、ぜひ見ていただきたい。というか二話から見たほうが面白いんじゃないかとすら思う。
誰が脚本をやっているのかなあと思ったら大石静で、かなりのベテランである。長年やっている人はやはり時代を捉えるセンスが鋭い。
Tver「家売るオンナ」
:http://tver.jp/episode/18686830/
週刊ザテレビジョン PLUS 2016年7月1日号<ザテレビジョン PLUS> [雑誌]
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世界には愛しかない、強い!
一曲の曲についてここまで考えさせられるのかと思うほど、この曲はフックの嵐だ。
今回はここの歌詞について。
「最後に逆らったのはいつだろう
諦めること強要されたあの日だったか
アスファルトの上で雨が口ごたえしてる
傘がなくたって走りたい日もある」
この部分の強さは計り知れない。
心のままに生きる大切さを教えてくれる。
「世界には愛しかない」っていうのは、反語的表現でもなんでもない。
そんなわけないだろうという事を言い抜く強さ、若さから来る強さなのである。
どんなに批難されても自分が信じるものへの想いを強く持つということを、この曲は歌っているのだ。
先日公開されたMVでも一番印象的だったのは傘で踊るシーンだったが、
これほどまでに明るさと希望に溢れた雨の歌はない。
原始、今田は太陽であった!
小学校低学年のとき、自分がお笑いで誰が好きだったかと考えたとき、それはダウンタウンでもとんねるずでもウッチャンナンチャンでもなく、今田耕司であった。
90年代後半の今田耕司の勢いは凄かった。
90年代の終わり、とにかく喋りが面白くて新しい感じのする人は今田耕司だった。
彼がゴールデンで活躍していたのはいわゆるお笑い番組という感じではなく、歌番組だとかクイズだとか、そんな毛色の強いものも多かったから、記録として今残っているものは少ない。
いわゆるお笑いマニアの人達に注目されるような番組ではなかったからだろうか。
勿論今の今田耕司も並みの芸人とは格が違う面白さを誇っている。
しかしながら、お笑い向上委員会などでさんまのサブ的ポジションをしている今田耕司より、メインMCとしてバリバリやっていた細身でスタイリッシュなシティ派関西人の様相を呈していたあの頃の今田耕司が僕は好きだった。
うたえもんやその当時関東でも見ることができた吉本新喜劇で、毎日のように今田耕司が見れたあの頃に想いを馳せる。
レッツ・ゲット・ナウロマンティック。
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「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」の初回を見た
新しく始まったドラマ、HOPEの一話を見た。
原作は韓流ドラマのこの作品。
囲碁でプロを目指していたが夢叶わず、高卒でフラフラしていた主人公が、コネを使って入った一流企業の試用(インターン)から登りつめるまでを描くらしい。
なんでも働くすべての人への共感度100%だとか…。
が、こんな特殊な状況にどう共感しようというのだろうか。
というか、同じく最近始まった「家売るオンナ」もそうだったが、基本的にドラマの体を借りたオッさんのクドい時代錯誤な説教にしか思えないのである。
今、テレビドラマはオッさんの熱血みたいなものに支配されつつある。
「重版出来」だってそうだった、弱々しかったり、未熟な若者が元気な中高年に正されていくその様は、若年層を捨てにかかっている今のテレビが作るドラマとしては至極当然の内容であろう。
若者を主役と見せておいて、主人公は実は中高年。毎回カタチを変えるだけで内容にそれほどの差は感じられない。
「昔のように熱心にやれば仕事はうまくいく!
今の若いヤツは熱意が足りない!」
といった論調。
例外として「ゆとりですが何か?」が素晴らしかった点は、そこにメタ的な視点が有ったり、中高年だって落ち度があるように公平に描かれていたからだ。
しかし、テレビドラマという夢の世界ですら、
オッさんの説教に支配されるなんて、それこそ最悪だと僕は思う。
HOPE、希望無し。
森絵梨佳のラブラブエイリアン!
この夏、フジテレビ系にて始まった「ラブラブエイリアン」という新ドラマ。