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家売るオンナはひと味違う

家売るオンナの不動産売買マニュアル: 不動産のことなら、あたしに任せなさい!

北川景子主演の「家売るオンナ」、現時点で二話まで放送が済んでいるのだけれど、
なかなか面白くなってきた。
初回だけみた感想だと、昔気質の仕事のやり方を押し通す三軒家(北川景子)が周りの意識の低い社員たちを立て直していく物語なのかと思ったのだけれど、そんな単純な話でも無さそうだ。
仕事を扱うコメディとしては最近だと「重版出版!」が成功作かと思うが、あれほど説教臭くはない。

多分それは、北川景子の存在感に全く現実感がないからである。


これは褒めている。


素性のよく分からない異界から来たエキスパートというと、日テレのドラマにはよくある設定かと思うが、今作もその路線上にある作品。
そんなわけで北川景子のキャラ自体に全く現実感がないのだが、そのおかげで大体の事が大目に見れてしまうのである。

これはもう作戦勝ちである。

 

押し付けがましく無理にリアリティを出そうとしていない分、かなり漫画的に見ることができる。しかしながら不動産売買において三軒家が使うテクニックには妙に納得感が有るのだから不思議だ。
本業の人からすればそんな上手くいかないよと思われるのだろうが。
まあでも、このドラマに対してそういう事をいうのは、キャプテン翼の立花兄弟に、ゴールポストに乗れるわけないだろう!とか、まず反則だ!というようなヤボの気もする。

例えば「とと姉ちゃん」みたいな作品だと、過去の歴史を扱った作品であるし、リアリティを重視しないと駄目だと思うのだけれど、「家売るオンナ」はその限りではない。正直僕は「重版出来!」の出版人小ネタみたいなものでウケを取ろうとする態度があまり好きではなかった。

閑話休題
北川景子の"こんな奴いないだろ感"というのは特筆すべきで、このドラマでの浮世離れした雰囲気を見ていて、彼女が私生活でDAIGOと結婚した所にも非常に納得がいった。
あと、気になる点といえばイモトアヤコの演じる白州美加のなんだか腹が立つ感じも、名演かと思う。

初回を見た時は、メイクも無く髪型も違い、体格も印象と違ったので、イモトとは気づかなかった。彼女のなんだかムカついてしまう演技も非常に素晴らしいと思う(褒めている)。


そして二話のエピソードで出てきた引きこもりのエピソードの「引きこもりが社会復帰を果たして頑張って外で働く!」というよくある展開ではなく、「引きこもりが引きこもりのまま自活していく方策を見出す」という結末に持っていく感じも、今っぽいというか、戯画的ではあるけれど、新しい感じがしてとてもよかった。

 

今から見てみようかなと思われる方は、次回放送の7月27日まではTverでちょうどその二話が見れるので、ぜひ見ていただきたい。というか二話から見たほうが面白いんじゃないかとすら思う。
誰が脚本をやっているのかなあと思ったら大石静で、かなりのベテランである。長年やっている人はやはり時代を捉えるセンスが鋭い。

 

Tver「家売るオンナ」

:http://tver.jp/episode/18686830/

 

 

家売るオンナ オリジナル・サウンドトラック

家売るオンナ オリジナル・サウンドトラック