語るなら未来を
欅坂46のセカンドシングル「世界には愛しかない」のカップリングの「語るなら未来を」は前作「サイレントマジョリティー」の直系の続編である。
「もう失った人生なんて語るな」
という歌詞は過去を悔やんで先へ進まない者に対する戒めの言葉…といった感じだ。
「サイレントマジョリティー」とはまた違ったカタチのメッセージソングである。
「今だから言えることは語るな
墓の中まで持っていけ」
あまり聴かないと思う、アイドルソングで"墓の中"って…。こういう些細に見える所が秋元康の他のアイドルの作詞と一線を画すところである。
「言葉にすれば安い願望と
オーバーに盛った真実」
ぜひとも居酒屋でクドい昔話をするオッさんがいたらその場で唄い踊りたい曲である。
というか居酒屋の有線でかかっていたらかなりヤバいと思う。
MV初公開のSHOWROOMでも話題になっていたが、衣装がウルトラ警備隊にそっくりなので、そこも見所である。
MVも是非見ていただきたい。振り付けは「サイレントマジョリティー」と同じTAKAHIROということだ。
しかしメンバーの守谷がウルトラセブンのウルトラ警備隊を即時に理解していたのにも驚いた、欅坂46のメンバー達にはまだまだ隠されたアビリティがありそうである。
そんな感じで未来を語ろう。