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追憶のマーメイドForever


グラムロックは終わったものである。

グラムロックとはデビッド・ボウイマーク・ボランの登場に端を発する、1970年代初頭にイギリスで起こった、化粧や奇抜な衣装で着飾ったミュージシャンによるロックのことだ。

終わったといってもブームが終わったというだけの話で、カタチを変えて存在はしている。

終わったものが続いているというのは、全くもって不可解なことなのだが。

「流行るということは廃れるということ」だとよく言うが、例え廃れたとしても一度流行るくらい力のあるものは、そう簡単には消えずに人の記憶に残り続けるのだろう。

今年再結成したTHE YELLOW MONKEY(以下イエローモンキー)もグラムロックの影響下にあるバンドだ。

70年代に流行ったグラムロックの意思を受け継いで90年代に活躍したイエローモンキーが、2010年代に復活したわけだ。

イエローモンキーにグラムロックが息づいているように、流行とは一時ですぐ消えるものではなく、終わったその後の時代もカタチを変えて脈々と生き続けていくのではないか。


イエローモンキーの「追憶のマーメイド」という曲にこんな歌詞がある。

「僕はまだ若さを裏切ることできずに
君の中に咲いた欲望だけ見た」

終わった流行を諦められない人達が、次の時代を作るのかも…しれない。

追憶のマーメイドForever。

追憶のマーメイド