仮面ライダーアマゾンズ、配信開始!

仮面ライダーは野に放たれたー アマゾンズ配信開始





最高に気色の悪い作品が始まってくれたものだ。

勿論褒め言葉である。

若干のネタバレが含むのをご容赦願いたい。



ついに本日、

Amazonプライムにて初の配信オリジナル仮面ライダーである"アマゾンズ"の配信がスタートした。


早速その第一話を見たのだが、

まさにこういう作品を待っていたと言わんばかりだ。



最早十年以上前になるか、

始まったばかりの頃の平成仮面ライダーが持ち合わせたミステリアスな雰囲気に、

気色の悪い感覚を加えて、

仮面ライダーはある意味蘇ったと言えるだろう。




水槽、潰れた卵、顕微鏡で見た微生物…。


様々なシンボルが何かのメタファーのように映し出されるその画面は、

"生物"というものの持つ、

不気味な得体の知れなさを浮かび上がらせている。



一話で明らかになる事は少なく、

幾つもの謎の提示が成されていくばかりだったのだが、

話数を追うごとに、

これからどんどん物語は明確になっていくのであろう。

これは毎週の新しい配信を追っていくのが一番楽しめるかもしれない。




白倉プロデューサーが、久々に特撮のフォーマットを破壊してくれたという感じもする。


初回の配信時間は46分あるのだが、

特撮としては異例の長さだ。


かつて円谷プロがマイティジャックで挫折して以来、

特撮一時間ものというのは難攻不落とされてきた。


毎回この長さならば、

これは数十年越しの挑戦とも言えよう。



そもそも白倉プロデューサーは仮面ライダーアギトで、

エンディングを無くす代わりにストーリー本編を延長させるという、

改革を行った人間である。


"お約束"が非常に重要な意味を持つ特撮と言うジャンルに置いて、

これを破る事ほどの冒険は無いのだ。


しかし、これまで25分弱だった仮面ライダーがこれだけの尺で毎回見れるのならば、

それはテレビでは出来ない、

配信だからこそなし得た快挙である。




そのフォーマットを破壊したパイオニア的な作品であった。

仮面ライダーアマゾンの一話というのはいきなり本編から始まる。

これはそれまでの「オープニング→本編→エンディング」という流れを破壊した、

革命であった。



他にも言葉を解さない主人公や、

爬虫類をモデルにしたそのマスクなど、

アマゾンはその後の仮面ライダーの自由度を広げた重要な作品であった。




そのリブートである本作が、

また特撮ドラマの新しい可能性をさらに広げようとしているのである。



かつて映画界からテレビ界へ進出し、

数々の名作ドラマを作り上げていった東映


新しい映像フォーマットへの適応という点で、

これほどまでにネットオリジナル作品を作る事に向いている会社も無いかもしれない。



ヒロインに武田伶奈を使ってしまうあたり、かなり本気である。

ネット配信がテレビで放送している作品をクオリティで勝ってしまう事に、

幾分の躊躇いも感じさせないのだ。




テレビのコンプライアンスから自由になり、ネットという名の密林に放たれた仮面ライダーは今後どういった展開を見せるのか、

非常にこれからを期待させる第一話であった。


仮面ライダーアマゾンズ 予告編