navylight’s blog

当世のアイドルと前世のニューウェーブ

歌詞

僕はいない

発売から一ヶ月以上が経ち、渡辺美優紀は本当にいなくなった。 NMB48の「僕はいない」は彼女の卒業から時間が経てば経つほど力をもつ曲だ。 そもそも卒業ソングとは、その曲の主人公たる卒業メンバーがいなくなってしまうと途端に賞味期限が切れてしまう。…

また会ってください

欅坂46「世界には愛しかない」のカップリング、長濱ねるの「また会ってください」。スピッツのようなサウンドに乗った長濱ねるの歌唱は前作「乗り遅れたバス」よりも幾分上達しているように感じられる。歌詞的にはこの「また会ってください」は「世界には愛…

AKB48の黒い花びら〜BLACK FLOWER

AKB48の新曲「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」がついに発売された。そのカップリングの中でも特に異質な楽曲「BLACK FLOWER」について。 そもそも最近のAKB48の曲に面白いものが少ない理由というのは、AKB48というグループの歴史が長くなってきたが故に、…

青空が違う

欅坂46「青空が違う」。「世界には愛しかない」のカップリングで、乃木坂46のメインコンポーザーと言っていいだろう杉山勝彦の初の欅坂46での作曲である。 杉山勝彦の作曲ということで曲調的にはかなり乃木坂のものに近い。パフォーマンスをしているメンバー…

2016年のInvitation

先日の選抜総選挙によって選ばれたメンバーが唄うAKB48の新曲「LOVE TRIP」のカップリング曲のMVのショートバージョンが、続々とyoutubeで公開されている。 中でも良いのが、アップカミングガールズによる「2016年のInvitation」という曲だ。 アップカミング…

須藤凜々花、ショートカットの夏

NMB48の渡辺美優紀卒業シングル「僕はいない」のカップリングに収録されている、須藤凜々花初のソロ曲「ショートカットの夏」。 須藤凜々花(愛称:りりぽん)は将来の夢が哲学者で今年の3月には自身初の哲学書「人生を危険に晒せ!」を発表し、CSでは麻雀の冠…

千の病を持つ男

80年代にナゴムレコードというインディーレーベルを主宰し、現在は演劇界でも知られるケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下ケラ)が率いたバンド「有頂天」のキャニオンレコード時代の作品がボックスで再発されるということで、その代表作のひとつである「千の…

世界には愛しかないbyボブ・ディラン

ラジオで初解禁されてから先日のテレ東音楽祭でさらに火がつき、ひたすらこの曲のラジオの録音を聴き返している。改めて欅坂46「世界には愛しかない」について考えたい。「世界には愛しかない」、この歌詞のルーツは一体なんなのだろうか。タイトルからまず…

渋谷系も小室もポルノグラフィティが破壊した

暴論であることは重々承知の上である。でも、確かにそんな気がするのだ。ポルノグラフィティ(以下ポルノ)というのもなかなかなバンド名だ。ポルノがデビューしたのは90年代の終わりである、1999年。その頃にはすでに勢いに衰えがあったと思うのだが…